民泊SAKURA Minpaku Sakura
- 宿泊
テガミカフェは、旧名柄郵便局の建物をリノベーションした「郵便名柄館」の中にあるお店です。館内には郵便資料館も併設されており、ランチやスイーツを待つ間、郵便にまつわるさまざまな展示を楽しむことができます。
月替わりの「テガミランチ」は、吐田(はんだ)米や「ごせブランド」に認定された御所芋のほか、地元で育てられた採れたての野菜をふんだんに使用。味噌もすべて店主・高村さんの手作りで、原料の麹も自家米で作ります。醤油や豆腐などその他の食材もできる限り地域のものを選び、ボリューム満点でありながら食後に重さを感じない、毎日でも食べたくなるやさしい味付けになっています。その他、旬のフルーツを使ったケーキやパフェ、オリジナルブレンドのテガミコーヒーも人気です。
また、カフェ営業以外にも、参加型イベント「ながらむすび」を定期的に開催。味噌づくりや地元酒造メーカーの酒粕を使った奈良漬け体験、落語や腐葉土づくりなど、楽しく学べるワークショップが好評です。
この場所は、明治35年に郵便受取所として始まって以来、貯金や保険、電話の取り扱い等を通じて人々の暮らしを支えてきましたが、昭和50年に郵便局機能が移転してからは長らく借り手もなく、建物の老朽化が進んでいました。しかし、局舎設立100周年を期に「この建物を残していきたい」という地域の人々が集まり、再生プロジェクトがスタート。空き家活用のアートイベントや意見交換のための会合を重ね、2015年の郵便名柄館開館とともに、テガミカフェもオープンすることになりました。
与えられた役割を終え、一時は廃墟になりかけていた建物は、人の思いの力によって生まれ変わり、新たな交流の場として、今再び賑わいを取り戻しています。
0745-60-8386