ラーメン家 こゝろ Japanese Noodle Cocoro

「ラーメン家 こゝろ」は、御所市元町で、夫婦二人三脚で営むラーメン店。2020年、コロナ禍にオープンするも、奈良市内の有名店で修行した店主・綿野健人さんがつくる無化調・無かんすいラーメンのおいしさが口コミで広がり、今では市内有数の人気店となっています。

かんすいは、一般的に中華麺の弾力やコシを生むために必要とされる添加物ですが、かんすいによってスープの旨味が壊れてしまうと感じた綿野さんは、かんすいを使わずに麺を打つことを選択。にもかかわらず、茹で上がった平打ち麺は歯応えがあり、かつ口当たりが良いと評判です。

お店の看板メニューは、醤油味の鶏白湯ラーメン。スープを一口含んだ瞬間、まろやかな鶏出汁の旨味が口一杯に広がります。そのほか、鶏、豚、きのこ、野菜で出汁をとる「四段仕込み あわい蕎麦」、鰹節と羅臼昆布で出汁をとる「だし蕎麦」、つけ麺に加え、豚バラの巨大チャーシューが入った「炭薫るマゼ肉いそば」というユーモアたっぷりのラーメンも。

「2回3回と、お客さんがリピートしてくれることがうれしい」と話す綿野さんは、お店のことを広めてくれるお客さんへの感謝の気持ちや、「おいしいものを提供するのはもちろん、お店は清潔でなければならない」という修行時代の学びなどを口にします。高校時代から飲食店がしたかったという綿野さんの夢は、飲食店として大事にすべき当たり前を着実に積み重ねることで形となり、ラーメンを食べにきた人たちの心に確かに届いているようです。

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