金剛山と並び、全国の人々から親しまれている葛城山。「一目百万本」とも称されるツツジの大群落や、一面のススキ、樹氷などが有名なこの山の頂き付近に、「葛城高原ロッジ」があります。

1967年に開業した館内は、山小屋の雰囲気と昭和の懐かしさを感じられる落ち着いた設え。客室は大小合わせて17あり、最大70名まで収容。個人客はもちろん、会社の研修等でも利用されています。日帰り入浴や、食事のみの利用も可。葛城山の麓で飼育されている倭鴨を使った「かも鍋」や「かも丼」、御所の地酒など豊富なメニューを、奈良盆地が一望できるお食事処でいただきます。

名物の「かも鍋」は、全国から取り寄せの注文が入るほどの人気商品。山の湧き水で作ったゆず入り出汁は、代々料理長に受け継がれる秘伝の味。たっぷりのお野菜と新鮮でヘルシーな合鴨肉を煮込めば、部屋中にゆずの爽やかな香りが広がります。丁寧に育てられた鴨肉は臭みがなく、赤身の旨味と脂身の甘みのバランスが絶妙。普段鴨肉が苦手な方にも、ぜひ召し上がっていただきたい逸品です。

ロープウェイを利用すれば、山上まで6分で上がれる気軽さも葛城山の魅力のひとつ。しっかり装備を整えて歩いて登るのも山の醍醐味ではありますが、「山上に雪が積もったからと、ふと思い立って上ってきてもらえるような山の楽しみ方があってもいい」と話す前田総支配人の言葉の通り、小さなお子さま連れやご高齢の方でも、山上で食事やお風呂を楽しんだり、宝石をちりばめたような夜景を楽めたりする場所となっています。