御所市文化財展示室 Gose City Cultural Property Exhibition Room

御所市文化財展示室は、令和4年に開館した御所市の歴史や文化を学べる常設施設。規模は大きくないものの、縄文時代から古墳時代を中心とした一級の資料約140点が、写真や解説パネルも交えて展示されています。

表情豊かな土偶や、甕(かめ)や壺、高坏といった様々な形の弥生土器、勾玉やガラス玉といった宝飾品、漆塗りの装具など、歴史好きの人はもちろん、考古学に詳しくない人でも楽しみやすいよう工夫がされており、興味を持つきっかけをくれる場所となっています。

御所一帯では、古墳時代、大和政権を大王家と両頭で担っていたとされる葛城氏、その葛城氏の衰退と入れ替わるように大和盆地南部に勢力を拡充させた巨勢氏にまつわるものなど、重要な遺跡・史跡が1,500ヶ所ほど確認されています。これまでの調査で発掘・収蔵されている遺物は、なんとコンテナ約3800箱分。それらの一部が、この施設によって初めて見学可能になりました。

展示内容の入れ替えや、企画展も定期的に行われる予定です。平日の朝から夕方まで入場無料で見学できますので、御所の地が積み重ねてきた歴史と古代を生きた人々の気配を感じに、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。

Information

所在地

御所市室102

連絡先

0745-60-1608 / bunka-zai@city.gose.nara.jp(御所市教育委員会事務局 文化財課)

SNS

Instagram