高天寺 橋本院 Takamadera Hashimotoin Temple
- 寺
金剛山は奈良と大阪の県境にある金剛山地の主峰です。数多くの登山コースが整備されており、初心者や子ども連れでも比較的挑戦しやすい山とあって、年間の登山者数が100万人を超える、全国でも指折りの日帰り登山スポットとなっています。
また、御所市で生まれた修験道の開祖・役行者が初めて修行を行ったのが、現在の金剛山を中心とした葛城山系だと言われており、「葛城修験」の重要な行場として、今なお多くの修験者たちが峰入行を行う山でもあります。
標高は1,125メートル。最高地点は葛木岳といい、古事記や日本書記にも登場する「一言主大神」が祀られている「葛木神社」の本殿裏にありますが、神域として立ち入りが禁止されているため、国見城跡付近が山頂とされています。
頂には役行者が建立したと言われる「転法輪寺」や、山の湧水で淹れたコーヒーを楽しめる売店などがあり、年間を通して多くの登山客で賑わいます。国見城跡広場にはライブカメラも設置されていて、記念にお揃いのポーズをとったり、視聴者に向けて手を振ったりと、登山客が思い思いに過ごす憩いの風景が広がります。
その他、金剛山には登山回数をカウントする仕組みがあり、多い人ではなんと1万回を超えているそう。健康づくりや日々の楽しみとして、地域の人にとっても、観光に訪れた人にとっても、金剛山は身近でありながら特別な場所として、今日も愛されています。