恵比須神社 Ebisu Jinja Shrine

中央通り沿いの一角に佇む恵比須神社は、江戸時代までは「御所神社」と呼ばれ、当時の御所村の人々が信仰する集落の氏神でした。

名前が変わったのは慶長年間。関ヶ原の戦いで戦果を上げた桑山元晴が領主となったことで一帯が御所町と改められ、城下町としての発展が推し進められるようになりました。その結果、多くの商家が軒を連ねるようになり、商売繁盛を願う人が多くなったことで「事代主命(ことしろぬしのみこと)」信仰が深まり、当時蛇穴村にあった木彫恵比須座像を写して安置して以来、「恵比須神社」と呼ばれるようになりました。

嘉永7年(1854年)には複数の有力商人が発起人となり、社殿の大改築を実施。200平方メートルほどあった境内にはエノキやケヤキなど大木が茂り、氏子の参拝が絶えなかったそうです。それが昭和9年の都市計画によって現在の場所に移され、境内の敷地も大幅に縮小することを余儀なくされますが、移築後も氏子の人々は変わらず、大切に神社を守り続けています。

毎年2月9日には例祭「初えびす」を開催。当日は昔ながらの露店が連なるほか、商売繁盛と家内安全を願い、福笹や熊手といった縁起物を買い求める多くの人で賑わいます。

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