阿吽寺 Aunji Temple

- 寺
御所市の東側、冨田地区の民家の間にある細い路地を入っていくと、宮内庁の札と門が立てられた、こんもりとした森が見えてきます。ここは日本武尊白鳥陵。古事記や日本書紀に登場する古代の伝説的英雄・日本武尊(やまとたけるのみこと)の墓として宮内庁から治定されている陵墓です。
日本武尊は、かつての大和政権が列島を統一するために東奔西走して戦った皇子。父親である景行天皇の命を受け、西方の熊襲(くまそ)、東方の蝦夷(えみし)を制圧し、能野(のぼの:現在の三重県亀山市)で没します。その際、日本武尊は白鳥に姿を変えて故郷である大和国(奈良県)へ向かって飛び立ち、琴弾原(ことひきのはら:奈良県御所市)、河内の旧市邑(ふるいちむら:大阪府羽曳野市)に舞い降りたあと、天へ向かって飛び去ったとされています。
この能野、琴弾原、旧市邑の三ヵ所にそれぞれ造られた陵墓が宮内庁によって「白鳥三陵」とされていることから、1998年、この日本武尊白鳥伝説ゆかりの三市で「夢育むまちづくりのための都市間交流」の合意書を取り交わし、以来活発な市民間交流が続けられています。