昭和22（1947）年に創立した御所中学校には、市内北部・御所小学校区、中部・秋津小学校区、東部・掖上小学校区の生徒216名（令和5年度）が通学しています。「自主自立」を教育目標に掲げ、「考えてみよう」「やってみよう」「伝えてみよう」そして「認め合おう」というスローガンのもと、自らの考えや言動に自信と責任をもち、進んで行動しようとする生徒の育成に取り組んでいます。

御所市の中では、比較的生徒数が多い学校で、生徒たちはいろいろな考えの相手と交流するなかで、より良い人間関係について考えながら、毎日を過ごしています。人懐っこい生徒が多く、学級での班活動やグループ学習、生徒会活動等も盛んです。部活動に熱心に取り組む生徒も多いです。

また、「御所学」と称し、地域の方々と関わるさまざまな活動を通して、地域を誇りに思う心を養う取り組みも行っています。１年生では、御所の伝統や歴史等の学習を通じて「御所を知り」、２年生では御所市の職場を中心とした職場体験学習で「御所に学び」、３年生では地域の清掃活動を通じたボランティア体験学習で「御所に返す」を実施しています。そのほか、人権総合学習として、仲間づくりやさまざまな差別についての学習、キャリア教育、平和学習も行っています。