名柄小学校は奈良盆地の南西の端、金剛山と葛城山の間の扇状地の中に位置しています。教育目標は「あいさつ・笑顔・元気いっぱい名柄っ子 〜知・徳・体の調和のあるたくましく自立した子どもの育成〜」。少人数の特性を活かした細やかな学習指導・生徒指導で、「確かな学力」「豊かな人間性」「逞しい心身」の育成に取り組んでいます。

このあたりは5世紀末頃に隆盛を誇った豪族・葛城氏の拠点があった場所で、学校の敷地内にも埋蔵文化財として登録されている古墳時代の豪族の館跡があり、葛城王朝以来の史跡や古寺社、古い街並みが葛城古道に沿って点在。そんな歴史的風土と金剛葛城山麓の豊かな自然を感じながら、子どもたちは日々の生活を送っています。

児童数が年々減少傾向にある中で、平成26年度には文部科学省委託事業である「実践的防災教育総合支援事業」のモデル校として実践発表し、以降も保護者や地域とのつながりを深めると共に、関係機関と連携を図りながら、安全教育・交通安全指導や防災教育の研究・実践に取り組んできました。そして平成28年度には「学校安全の普及・向上」、平成29年度にはPTA活動「学校・地域との連携」で文部科学大臣表彰を受けました。

少人数ながら、子どもたちは明るく元気で、学年を超えて仲が良い学校です。「にこにこ笑顔あふれる」「ほんきで取り組む」「いっしょに支え合う」「チャレンジを恐れない」、「にほんいち」の学校を目指しています。